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小学1年生で習う算数の範囲とは?学習内容と家庭での教え方を解説

小学1年生になると、学校で本格的に算数の学習が始まります。

「1年生の算数は、たし算やひき算くらいかな?」と思う方も多いかもしれません。しかし実際には、数を数える力、計算する力、時計を読む力、形を見分ける力、文章から意味を読み取る力など、これからの学習につながる大切な内容を幅広く学びます。

小学1年生の算数は、2年生以降のかけ算、わり算、筆算、文章問題、図形の学習につながる大切な土台です。

この記事では、小学1年生で習う算数の範囲と、家庭でどのようにサポートすればよいかを、保護者向けにわかりやすく紹介します。

小学1年生の算数で大切なこと

小学1年生の算数で一番大切なのは、答えを早く出すことではありません。

まずは、数の意味を理解することが大切です。

たとえば、「5」という数字を見たときに、ただ「ご」と読めるだけではなく、

「りんごが5こある」
「3より大きくて、7より小さい」
「2と3を合わせると5になる」
「10まであと5」

というように、数の大きさや量をイメージできることが大切です。

このような数の感覚が身につくと、たし算やひき算もただ暗記するのではなく、意味を考えながら解けるようになります。

1. 数を数える・数字を書く

小学1年生の最初に学ぶのが、数を数えることです。

学校では、1から10までの数、20までの数、さらに大きな数へと少しずつ学習が進みます。

主な学習内容は次のようなものです。

  • ものの数を数える
  • 数字を読む
  • 数字を書く
  • 数の順番を理解する
  • どちらが多いか、少ないかを比べる
  • 10のまとまりを理解する

最初は、ブロックやおはじき、えんぴつ、りんごなど、目に見えるものを数えながら学びます。

家庭でも、おやつの数を数えたり、階段を数えたり、おもちゃを並べて数えたりすると、自然に数の感覚が育ちます。

2. 10まで・20までの数

小学1年生では、10までの数だけでなく、20までの数も学びます。

ここで大切なのは、「10のまとまり」です。

たとえば、13は「10と3」、18は「10と8」というように考えます。

この考え方は、後のくり上がり・くり下がりの計算につながります。

「あといくつで10になるかな?」
「10より3大きい数は何かな?」

という練習をすると、計算の理解が深まりやすくなります。

3. たし算

小学1年生では、たし算を学びます。

最初は、

  • 2 + 3
  • 4 + 1
  • 5 + 5

のような、10までのたし算から始まります。

その後、少しずつ20までのたし算や、くり上がりのあるたし算にも進んでいきます。

たし算では、「合わせる」「増える」という意味を理解することが大切です。

たとえば、

「りんごが3こあります。2こもらいました。ぜんぶで何こですか。」

という問題では、3と2を合わせる場面だとわかる必要があります。

式だけを覚えるのではなく、実際の場面と結びつけて考えることが大切です。

4. ひき算

たし算とあわせて、ひき算も小学1年生で学びます。

ひき算では、

  • のこりはいくつ
  • ちがいはいくつ
  • いくつ少ない
  • いくつ多い

といった考え方を学びます。

たとえば、

「みかんが8こあります。3こ食べました。のこりは何こですか。」

という問題では、8から3を引く場面だと考えます。

ひき算は、子どもによってはたし算よりも難しく感じることがあります。

家庭では、お菓子やブロックなどを使って、実際に減らして見せると理解しやすくなります。

5. 文章問題

小学1年生の算数では、文章問題も大切な学習です。

文章問題では、ただ計算ができるだけではなく、問題文を読んで意味を理解する力が必要になります。

子どもは、

「何を聞かれているのか」
「どの数字を使うのか」
「たし算なのか、ひき算なのか」

を考えながら解いていきます。

文章問題が苦手な場合は、問題文を声に出して読むのがおすすめです。

また、絵をかいたり、丸や線で表したりすると、場面をイメージしやすくなります。

答えが合っているかだけでなく、「どう考えたの?」と聞いてあげることで、考える力が育ちます。

6. 数の大小を比べる

小学1年生では、数の大小も学びます。

たとえば、

  • 5と8ではどちらが大きいか
  • 10より小さい数は何か
  • 7より1大きい数は何か
  • 12の前の数は何か

といった内容です。

数の大小を理解することは、計算の前提になります。

「多い・少ない」「大きい・小さい」「前・後」という感覚が身についていると、たし算やひき算の理解もスムーズになります。

7. 時計の読み方

小学1年生では、時計の読み方も学習します。

最初は、「何時」「何時半」といった基本的な時刻を読む練習が中心です。

時計は日常生活と関係が深い内容です。

家庭でも、

「今は何時かな?」
「7時になったらごはんだよ」
「8時に学校へ行くよ」

というように声をかけると、自然に時間への意識が育ちます。

時計が苦手な子どもには、実物の時計を使って針を動かしながら練習するのがおすすめです。

8. 形の学習

小学1年生では、身の回りにある形についても学びます。

主に、

  • まる
  • さんかく
  • しかく
  • はこ
  • つつ
  • ボールのような形

などを見分ける学習があります。

形の学習では、名前を覚えるだけでなく、身の回りのものと結びつけることが大切です。

たとえば、

「時計はまるいね」
「ノートはしかくだね」
「屋根はさんかくに見えるね」

というように、生活の中で形を見つけると、図形への興味が広がります。

9. 長さや広さの感覚

小学1年生では、長さや広さを比べる学習もあります。

まだ本格的な単位を使う前に、

  • どちらが長いか
  • どちらが短いか
  • どちらが広いか
  • どちらが高いか

といった感覚を育てます。

鉛筆の長さを比べたり、机の上に物を並べたりしながら、実際に見て比べる経験が大切です。

こうした学習は、2年生以降の長さの単位や測定の学習につながります。

10. 表や整理の考え方

小学1年生では、ものを整理して見る学習もあります。

たとえば、好きな果物を調べて、りんごが何人、みかんが何人、バナナが何人というように数を整理する活動です。

これは、後の表やグラフの学習につながります。

家庭でも、

「赤いおもちゃはいくつあるかな」
「車のおもちゃとぬいぐるみ、どちらが多いかな」

というように、ものを分けて数える遊びが学習につながります。

小学1年生の算数でつまずきやすいところ

小学1年生の算数でつまずきやすいのは、次のような内容です。

  • 数を正しく数えられない
  • 数の順番があいまい
  • 10のまとまりがわかりにくい
  • ひき算の意味がわかりにくい
  • 文章問題で式を作れない
  • 時計の読み方が苦手
  • 数字を丁寧に書けない

つまずいたときは、無理に先へ進めるよりも、具体物を使って戻って確認することが大切です。

たとえば、計算でつまずいたら、ブロックやおはじきを使って実際に数を動かしてみると理解しやすくなります。

家庭でできる算数のサポート

小学1年生の算数は、家庭でのちょっとした声かけや練習で理解が深まりやすい教科です。

おすすめのサポートは次のようなものです。

まず、毎日少しずつ取り組むことです。

長時間の学習よりも、5分から10分くらいの短い練習を続ける方が、小学1年生には向いています。

次に、生活の中で算数に触れることです。

おやつを数える、時計を見る、買い物で個数を考える、形を探すなど、日常の中に算数はたくさんあります。

また、間違えたときにすぐ叱らないことも大切です。

「どこまでわかったかな」
「もう一回いっしょに数えてみよう」
「絵にして考えてみよう」

と声をかけることで、子どもは安心して考えることができます。

無料プリントを使った学習もおすすめ

小学1年生の算数は、無料プリントを使って復習するのもおすすめです。

プリントなら、学校で習った内容を家庭で手軽に確認できます。

特に、

  • 数を数える練習
  • たし算
  • ひき算
  • 文章問題
  • 時計
  • 数の大小

などは、くり返し練習することで少しずつ定着していきます。

ただし、最初からたくさん解かせる必要はありません。

1日1枚、または半分だけでも十分です。

「できた」という経験を積み重ねることで、算数への自信につながります。

まとめ

小学1年生で習う算数は、数を数えることから始まり、たし算、ひき算、文章問題、時計、形、長さや数の比較など、幅広い内容があります。

どれもこれからの算数学習の土台になる大切な内容です。

大切なのは、早く正解することよりも、数や形の意味をしっかり理解することです。

家庭では、日常生活の中で数を数えたり、時計を見たり、形を探したりしながら、楽しく算数に触れる機会を増やしてあげましょう。

無料プリントも上手に活用しながら、お子さまのペースに合わせて、無理なく学習を進めていくことが大切です。

  • B!