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【小6国語】漢字191字の読み書き完全ガイド!「異字同訓」と「1026字の総仕上げ」でつまずかない家庭学習法

小6国語「漢字191字」学習法を紹介するグリーン系サムネイル、男女2人のイラスト

「小学6年生の漢字、なんだか急に難しくなった気がする」――わが子が6年生になったとき、私自身も同じように感じました。

「縮」「激」「権」「論」など画数の多い漢字が一気に増え、しかも「異字同訓」という耳慣れない言葉まで登場します。

実はこの1年で習う漢字は、小学校で習う教育漢字全1026字の「最後のピース」にあたります。学習範囲の全体像は【小6国語】学習範囲と中学校につながる勉強法!でもご紹介していますので、あわせて読んでいただけると全体像がつかみやすいかと思います。

この記事では、小6の漢字学習でつまずきやすいポイントと、家庭でできる具体的な学習法を、ベテラン親としての実体験も交えながらお伝えしていきますね。

小学6年生の漢字はここが難しい!つまずきポイント3つ

読めない複雑な文字の飾りタグに囲まれて困惑する様子と、①②③の3つのポイントに整理されて落ち着いた様子を対比させた小学5・6年生くらいの男の子と女の子のイラスト

まずは、小6の漢字学習でつまずきやすいポイントを整理してみましょう。

どこでつまずきやすいかが分かっていれば、事前に心構えができますし、お子さんが苦戦していても「今はここが難しい時期なんだな」と落ち着いて見守れるのではないでしょうか。

①191字で教育漢字1026字が完成。画数の多い字が急増(縮・激・権・論など)

小6で新しく習う漢字は191字(学習指導要領上の数)といわれています。これが加わることで、小学校で習う教育漢字は全1026字となり、いよいよ「総仕上げ」の学年に入ります。

「縮」「激」「権」「論」「腹」「敵」など、画数が多く形の似た漢字が一気に増えるのもこの学年の特徴です。

わが家の子も、「権」と「勧」を書き間違えたり、「激」の右側のつくりをいつも1画忘れたりしていました。画数が多い漢字ほど、雑に書くと自分でも間違いに気づきにくいのが厄介なところですね。

②「異字同訓」の使い分けが本格化(速い/早い、変える/代える、測る/計る/量る 等)

同じ読み方なのに漢字が違う「異字同訓(同訓異字)」の使い分けが、6年生になると本格的に問われるようになります。

  • 速い/早い(スピードの「速い」か、時刻・時期の「早い」か)
  • 変える/代える(状態を「変える」か、他のもので置き換える「代える」か)
  • 測る/計る/量る(長さを「測る」か、時間や数を「計る」か、重さを「量る」か)

こうした使い分けは、漢字ドリルの暗記だけではなかなか定着しません。意味の違いを理解して初めて、正しく使い分けられるようになる分野です。

③熟語の構成(上下・乗車型など)を分析的に理解する必要が出てくる

6年生の国語では、二字熟語がどのような組み立てでできているかを分析する学習も出てきます。

  • 反対の意味の字を組み合わせるタイプ(例:上下、大小)
  • 似た意味の字を組み合わせるタイプ(例:身体、絵画)
  • 上の字が下の字を修飾するタイプ(例:青空、寒風)
  • 下の字が上の動作の対象になるタイプ、いわゆる「乗車型」(例:乗車、開会)

これまでは「読めて書ければOK」だった漢字学習が、6年生からは「意味を分析する」という新しい視点を求められるようになるわけですね。この切り替えに戸惑うお子さんも多いのではないでしょうか。

「読み」の力をつける家庭学習法

まずは「読み」の力から鍛えていきましょう。書けるようになるより先に、まず読めることが土台になります。

教科書の音読で新出漢字を拾い読みする習慣

国語の教科書を音読させながら、その単元で新しく習う漢字が出てきたら、一度立ち止まって読み方を確認する習慣をつけると効果的です。

わが家では、音読中につまずいた漢字にふせんを貼っておき、後でまとめて見直す、という方法を続けていました。ふせんの数が減っていくのが目に見えるので、子ども自身も達成感を感じやすかったようです。

ニュース・新聞で「大人の言葉」に触れる

6年生で習う漢字には「就任」「危機」「往復」など、ニュースや新聞で使われる大人向けの熟語が多く含まれます。

子ども向けニュース番組やニュースサイトのやさしい記事などを、親子で一緒に見る時間を作るのもおすすめです。

「今のニュースで出てきた『貿易』って字、習ったよね?」というように、生活の中の言葉と結びつけると、漢字が単なる暗記対象ではなく「使える知識」に変わっていくかもしれませんね。

「書き」の力をつける家庭学習法

書く力は、読む力よりも定着に時間がかかります。段階を踏んで進めていくのがコツです。

読む→なぞり書き→見て書く→思い出して書く の4段階

新しい漢字を覚えるときは、いきなり何も見ずに書かせるのではなく、次の4段階を踏むとつまずきにくくなります。

  1. 読む(音読み・訓読み・意味を確認する)
  2. なぞり書きする(手本の上をなぞって形を体で覚える)
  3. 見て書く(手本を見ながら、自分の力で書いてみる)
  4. 思い出して書く(手本を隠して、記憶だけを頼りに書く)

画数の多い漢字ほど、この段階を飛ばしがちです。うちの子も「激」を最初から思い出して書かせたときは毎回どこかの画を抜かしていましたが、なぞり書きの段階を丁寧にやり直したら、驚くほどミスが減りました。

毎日5分の「ミニテスト」習慣化

1日5分でよいので、前日に覚えた漢字を思い出して書く「ミニテスト」を習慣にすると、長期的な定着率がぐっと上がります。

まとめて覚えて一気にテストする方法より、少しずつ毎日繰り返すほうが記憶に残りやすいと感じています。学校のテスト前に慌てて詰め込む必要がなくなるのも、親としてはうれしいポイントでした。

こうした毎日の反復練習には、繰り返し使える漢字プリントがとても便利です。ドリランプリントでは、学年ごとの漢字プリントを無料でダウンロードできますので、ミニテスト用に印刷してぜひ活用してみてくださいね。

異字同訓を攻略する家庭学習法(小6特有)

ここからは、6年生ならではの「異字同訓」を攻略する方法を詳しく見ていきましょう。

意味の違いを短文・具体例で区別する

異字同訓は、漢字の形だけを覚えようとしても混同しやすいものです。「どんな場面で使うか」という具体例とセットで覚えるのがコツです。代表的な組み合わせを表にまとめました。

読み方漢字と使い分けの目安例文
はやい速い(スピード)/早い(時刻・時期)「チーターは足が速い」/「今朝は早く起きた」
かえる変える(状態や性質を変化させる)/代える(他のもので置き換える)「予定を変える」/「委員を代える」
はかる測る(長さ・広さ・深さ)/計る(時間や数)/量る(重さ・かさ)「川の深さを測る」/「タイムを計る」/「体重を量る」
おさめる収める(成果を得る)/納める(お金や品物を渡す)/治める(国や病気を治める)/修める(学問を身につける)「優勝を収める」/「税金を納める」/「国を治める」/「学問を修める」
あらわす表す(気持ちや考えを表現する)/現す(姿・形が見えるようになる)/著す(本を書く)「感謝の気持ちを表す」/「姿を現す」/「小説を著す」

表だけを眺めて丸暗記しようとすると、すぐに忘れてしまいます。実際に短い例文を自分で作らせてみると、意味の違いが体感として身につきやすいですよ。

間違えやすいペアを「セットで覚える」語彙ノート

間違えた異字同訓は、専用の「語彙ノート」を1冊用意して、ペアで書き留めておくのがおすすめです。

わが家では、テストで間違えた異字同訓を見つけるたびに、ノートの見開きに「はかる」なら3つの漢字を並べて書き、それぞれの例文もいっしょに書かせていました。

1つだけ覚えるより、仲間をまとめて見比べたほうが記憶に残りやすいと感じます。このノートは6年生の後半になるころには、わが家だけの「オリジナル漢字辞典」のようになっていました。

複雑な字形・総仕上げの漢字を攻略する家庭学習法(小6特有)

複雑にからみあった模様に戸惑う様子と、パズルピースを組み立て6冊の本と星で総仕上げを表現した小学5・6年生くらいの男の子と女の子のイラスト

最後に、画数の多い複雑な漢字と、小学校の総仕上げという視点での学習法を見ていきましょう。

パーツ(部品)に分解して覚える(縮・激・権・論など)

「縮」「激」「権」「論」のような画数の多い漢字は、一気に全体を覚えようとすると混乱しがちです。

「縮」なら「糸」+「宿」、「激」なら「氵」+「白」+「敫」というように、知っているパーツに分解してから組み立て直すと、格段に覚えやすくなります。

うちの子には「このパーツはもう知ってる漢字だよね」と声をかけながら分解する練習をさせていました。真っ白な難しい漢字ではなく、知っているパーツの組み合わせだと分かると、苦手意識がやわらぐようでした。

中学校の学習につながる「総復習」の視点(小1〜小5の漢字を振り返る)

6年生は新しい漢字を覚えるだけでなく、これまで習った小1〜小5の漢字を総復習する大切な時期でもあります。

中学校に上がると、小学校の漢字は「読めて当たり前」として扱われ、そのうえで新しい漢字がどんどん積み重なっていきます。

小学校の6年間で習う漢字を1冊にまとめた総復習ドリルなどを使って、抜けている漢字がないか、卒業までに一度確認しておくと安心かもしれませんね。

漢字プリントの選び方・使い方

プリント教材に落ち着いて取り組む小学5・6年生くらいの子どもと、プリンターから出てくる用紙、応援するもう一人の子どものイラスト

漢字プリントを選ぶときは、いきなり難しい問題に取り組ませるのではなく、まずは「読み」から始めて、次に「書き」、最後に「異字同訓の使い分け」というように、段階を踏んで難易度を上げていくのがおすすめです。

1回にたくさんの問題を解かせるより、短時間のプリントを毎日コツコツ続けるほうが、6年生の総仕上げにはよく合っていると感じます。

1つ前の学年、小5の漢字にまだ不安が残っている場合は、【小5国語】漢字193字の読み書き完全ガイドもあわせてチェックしてみてください。小6の漢字は、小5までの土台があってこそ定着しやすくなります。

親子で解決!よくある質問(Q&A)

親が黒板の前で質問しあっているイラスト

Q1. 191字のうち特に間違えやすい漢字は?(異字同訓を含む)

「縮」に似た「縦」、「認」と混同しやすい「忍」など、形が似た漢字はやはり間違いやすいです。

それに加えて、この記事でご紹介した「速い/早い」「測る/計る/量る」のような異字同訓は、テストで最もミスが出やすい分野といえます。まずはこのあたりを重点的に確認してみてはいかがでしょうか。

Q2. 中学に向けて、小学校の漢字はどこまで復習すべき?

理想をいえば、小学校の教育漢字1026字すべてを読み書きできる状態が目標です。

とはいえ、6年間の漢字を完璧に覚えている子は多くありません。卒業前に一度、簡単な総復習テストで抜けを確認しておくだけでも、中学入学後の負担がかなり軽くなるはずです。

Q3. 漢字練習が続かない子にはどうすればいい?

一度に大量の漢字を練習させようとすると、どうしても続きにくくなります。

まずは1日5分、3個だけでも構わないので、毎日続けることを優先してみてください。わが家でも「たった5分だから」と声をかけると、意外と素直に取り組んでくれることが多かったです。

Q4. 学校の宿題だけで十分?

学校の宿題はもちろん大切な基礎ですが、異字同訓のように「意味を理解して使い分ける」学習は、宿題の反復練習だけではカバーしきれないこともあります。

家庭で少しだけ、意味の違いを説明する時間や、例文を作る時間を足してあげると、理解がぐっと深まるのではないでしょうか。

Q5. 中学受験を考えている場合、追加で意識すべきことは?

中学受験を予定している場合は、異字同訓や熟語の構成が、国語の知識問題として頻出します。

教育漢字の範囲を超えた四字熟語やことわざもあわせて出題されることが多いので、漢字単体だけでなく語彙全般を広げる意識を持っておくと安心かもしれませんね。

まとめ

少女と少年が勉強しながら正面に手を振っているイラスト

小学6年生の漢字は、画数の多い字の急増、異字同訓の使い分け、熟語の構成の分析など、これまでの学年とは違った難しさがあります。

それでも、パーツに分解して覚えたり、意味の違いを具体例とセットで覚えたりと、コツをつかめば着実に力がついていきます。

1026字という小学校の漢字の総仕上げを、親子で焦らず一歩ずつ進めていってくださいね。

ドリランプリントでは、小学6年生の漢字プリントをはじめ、学年ごとの学習プリントを無料でダウンロードできます。毎日のミニテストや総復習にぜひ活用してみてください。

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